ライトは俺だ! プロ2年目の阪神井上広大外野手(19)が21日、初の1軍キャンプメンバー入りを決めた。NO・1の「元気印」を誓った。チーム最年少野手は「1年間やってきた部分もある。周りの人に負けないぐらい元気出して、一番自分が目立つぐらいの気持ちを持って取り組んでいけたら」と言い切った。

今季の外野は大激戦区だ。左翼サンズ、中堅近本が基本線で、右翼のイスを巡って糸井や高山、陽川、そしてドラフト1位佐藤輝らと争う。「結果を出したいのが一番強くあると思うけど、(昨年の)1年間と自主トレで、そういう形でやってきたのを忘れずにしっかりとやっていけたら」。井上も4日の紅白戦出場が濃厚。まずは比較対象になる佐藤輝に、プロで1年間戦った差を見せつけたい。

高卒1年目の昨季は、出場した2軍戦全試合で4番を任される英才教育を受けた。チーム最多の280打席で打率2割2分6厘、9本塁打。9月に招集された1軍でもプロ初安打を初タイムリーで飾った。矢野監督も「1年間、2軍でもしっかりやってこれたのは今回のキャンプに連れて行くきっかけ」と2年目の進化に期待大だ。

「暑くて…。島人ぬ宝ですね。シーサー…」。人生初の沖縄をイメージ。「受け身にならずに、どんどん前を向いて頑張っていく。気持ちを前面に出していこうと思っている」。4日は同期の西純と対決する可能性もある。若さ全開で開幕1軍へアピールを続ける。