阪神藤川球児スペシャルアシスタント(SA、特別補佐)が中、長期的な視野で春季キャンプを視察する考えを明かした。

25日西宮市内で取材に応じ「まずは選手の性格のチェック。今はこうだけど3、5年と先を見た時にどうなっていくかというのは自分も見ておきたい。選手全員がうまくいってほしい」と、話した。各選手の今を知ることで、今後の不調時や成長に必要なアドバイスの土台にする。

新人についてはドラフト順位関係なく自らの目で性格、投げ方、走り方、練習態度などを見て把握する。矢野監督からは指導も期待されているが、そこは現場のコーチに任せ、キャンプでの格好も「ジャージーはないと思う」と話し、フロントとしてチーム全体のバックアップ役に徹するつもりだ。

「弟たちの成長を願う」と、選手たちの兄貴的存在として、キャンプ中だけでなくシーズン中も支える。「見えないところというか、選手の不調だとか、その辺の不安を解消できたら」と、気づいた時は声をかけていく。福留が中日、能見がオリックスへと去り、首脳陣と選手たちの年齢差も広がっただけに、藤川SAの存在は大きい。

阪神ニュース一覧はこちら―>