阪神矢野燿大監督が15日、外国人やベテランにも特権なしで、レギュラーを争わせる考えを明かした。

サンズ、マルテ、糸井の3人は第3クール最終日の14日に初めてシート打撃を行ったが「それぞれに守備位置を空けて待つことはない。みんな奪い取ってもらわないと。調整というよりこれからは結果も求められていく」と、今後は実戦で数字を残す必要性を口にした。

昨季は右膝痛の影響で移籍後最少の86試合出場となった糸井は2月中の沖縄での実戦出場を希望している。矢野監督は「出たいんじゃなくて、『出ないと』でしょ。レギュラーじゃないんだから、もう現状は。(糸井)嘉男だって、その気だろうし」と、あえて厳しい言葉で、超人復活を期待した。外野手争いではドラフト1位の佐藤輝、井上、高山と若い力も台頭してきている。

両外国人は20日からの第5クールでの実戦を予定している。新助っ人メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)の来日はコロナ禍のため見通しが立たないが、外国人投手との外国人枠争いも待っている。開幕へ向け定位置争いは激しさを増すばかりだ。

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