若鷹よ、アピール期間は1カ月だ。ソフトバンク小久保裕紀ヘッドコーチ(49)がキャンプ休日の17日に、開幕1軍をかけた若手野手のサバイバルに言及した。

「実戦でアピールしないといけない選手が多い。結果が出れば自信になる。本番(開幕)モードになるまで、競争は続くかな」

競争は2段階方式だ。宮崎キャンプは18日から第5クールが始まり、19、20日は紅白戦、23日から練習試合3連戦、27日からの練習試合2連戦が第1関門となる。「まずはオープン戦までの7試合。キャンプの成果をどこまで出してくれるか楽しみだ」。その後、3月2日からオープン戦が始まり、ヤクルト、ロッテ戦と続く関東遠征が終わる14日までの10試合が第2関門となる。「オープン戦でどこまで選手が入れ替わるか分からないが、東京から帰ってきてから5試合は本番モードになる」。16日からのオープン戦ラスト5試合は開幕への最終ウイークでベストオーダーをにらむ。それまでの1カ月で、キャンプA組で鍛え抜いてきた若手野手をふるいにかける。

「この前、(侍ジャパンの)稲葉監督が視察にこられた時、見られたのはサブグラウンドがメインでしたから。この球団はそういう球団。レギュラー確約選手が下(B組)にいる」

ソフトバンクA組野手は特に「強化指定」の意味合いが強い。日本シリーズ5連覇に向けて必要なのは、チーム内の競争。自ら指導してきた小久保ヘッドコーチが、若手の台頭を心待ちにした。【浦田由紀夫】

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