日本ハムの2年目樋口龍之介内野手(26)が、レベチ打法でチームの実戦1号を放った。

18日、沖縄・名護キャンプの紅白戦に7番三塁で出場。2回無死一塁の第1打席。西村の初球145キロの直球を、身長168センチの体を目いっぱい使ってはじき飛ばした。左中間の防球ネット直撃の2ラン。実戦4試合連続安打も「チャンスをもらったら、しっかり結果を出してレギュラークラスに食い込んでいかないといけない」と満足していない。

レベチ(レベルが違いすぎてすごいの意味)な先輩から試合前、アドバイスをもらった。中田に「足の上げ方に悩んでいます」と告白すると、身ぶり手ぶりで体重移動の仕方などを教わった。中田は「ホームランはアイツの技術。素直で純粋でかわいい。この世界でやってやろうという気持ちが伝わる」と姿勢も評価。14日には「切ってやるよ!」と丸刈りにしてもらった。「(髪形は)カッコイイと思います」と樋口。目をかけてくれる先輩の期待にも応えた。

昨季、球団初の育成入団→支配下に成り上がり、今季の目標はレギュラー奪取。野村らと三塁の定位置を狙うが「サードだけとは考えていない。どこでもいい、レギュラーだったら」とハングリーさ全開。課題の守備と「足が遅い」という走塁の技術向上はもちろん、打撃面も磨きをかける。「打席の中で試行錯誤しながら。まだまだ、ですね」と、飽くなき向上心で突き進んでいく。【田中彩友美】

▽日本ハム栗山監督(本塁打の樋口に)「すごく良かった。ここ(プロ)でやれる幸せもあると思う。練習でも、そういう姿を見せてくれている。ここからが大事」

▽日本ハム小笠原ヘッド兼打撃コーチ(樋口の本塁打に)「初球をしっかり捉えるという部分ではいい。対外試合になった時に、いろんなピッチャーと対戦して、数多く出せるようにやっていってもらいたい」

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