中日の新外国人ランディ・ロサリオ投手(26=ロイヤルズ)が「おうち勉強」で日本野球対策を続けている。球団は対戦イメージをつかんでもらおうと対戦が見込まれる打者の映像データを送っているが、球団関係者によると「巨人坂本や阪神大山らの映像も送っているが、一塁走者がいる場面の映像を見せている」という。犠打や盗塁など機動力野球に戸惑う新助っ人もいるが、コロナ禍で来日が遅れる中、ドミニカ共和国の自宅で細かな部分までコツコツと予習していた。

ロサリオはメジャーで全て救援で通算69試合に登板した左腕で、勝利の方程式入りを期待される。同関係者は「坂道ダッシュや、タイヤをハンマーでたたいたりもしていたね」と明かす。母国でトレーニングやブルペン投球を続ける自らの映像を撮影して、球団に現状を報告している。

政府の緊急事態宣言を受けて、もう1人の新助っ人マイク・ガーバー外野手(28=ロッキーズ)とともに来日は早くても3月上旬。隔離期間も踏まえると「3・26」開幕合流は難しそうだが、早期1軍合流へ「おうち勉強」はプラスに作用しそうだ。【伊東大介】