阪神のドラフト1位佐藤輝明内野手(21=近大)が1回に中前先制適時打を放ち、実戦6戦連続安打をマークした。

阪神矢野燿大監督の一問一答は以下の通り

-佐藤輝の三塁守備の機会も多かった

矢野監督 球際、難しい打球もあったけどね。反応自体良かったし。しっかりアウトにしたというのは、こういうところができるというか、それは(見られた)。今まで飛んでないんでね、どういう反応をするのかなというところはあったけど、しっかり反応できていた。

-逆シングルの打球も無難にさばいた

矢野監督 無難というか簡単な打球じゃないからね。

-思っていた以上に三塁も守れそう

矢野監督 まあ、やることはあるけど、それは守備はまだまだ。まあまあ、そういう部分があるんだなというのが分かったということやね。

-魅力の1つがまた増えた

矢野監督 まあ、それはもっともっとうまなってもらわな困るし、もちろんね。打つ飛ばすというのが魅力だけど、それだけじゃやっぱりもったいないし。もっともっとね、チームからも信頼されるという部分でも、やっぱり打つだけというのじゃなくてね。そういう守りの部分というのはこれからもっともっと。今日はそういう部分では球際のしっかりしたプレーができたっていう日やったけど、今で完成ではないんでね。もちろん。そういう意識でやってくれたら。

-打線全体は1軍クラスの投手と対戦したが

矢野監督 (井上は)いいファウルはあったし凡打も紙一重の凡打があったけど。1打席目の安打に関しては、いい安打とは言いにくいんだけど、真っすぐをしっかり捉えるということをやっている中で、まあ、いいスイングもある。そこから1軍でいけば一発で仕留めるとか、あのファウルにしている、あのタイミングのやつを捉えていくというのが広大に関してはこれから求められていくところになると思う。

-小さくならず、大きく指導してきた

矢野監督 一番のセールスポイントはそこなんで。本塁打を打てる能力が高いというのがあいつのセールスポイントなんで。小さく打ってほしいとは思っていない。もっとある意味豪快にというか、強引にではないんだけど、もっといっていいんじゃないかとは思うけどね。

-陽川の本家のゴリラパワーは

矢野監督 この前も2安打して、今日もいい内容の本塁打で。陽川も一塁も外野もできるし、自信を年々つけてきている感じもある。そういう打者が右でいてくれるのは。うちも左が多いので、どこにでもはめやすい選手なんで状態としては上がってきたのかなという感じです。

-西純の投球

矢野監督 いいんじゃないの。ちょうどいいというと怒られるけど、課題といいところと両方あったし。今までのことで言えば、去年からで言えば、かなり成長している部分はある。でも1軍で勝とうと思えば課題があるし。だからちょうどいい。ブルペンでまたいろんなことをね。追い込んだのに決めきれないとか、早いカウントで追い込めないこともあったし。だから結果、四球とか。でもそれがすごく外れているとか、そんなことは全然ないんでね。微妙なところで外れたりと、四球のレベルも上がってきているかなと思う。勝つ、と言われたら、そりゃやることはまだいっぱいあるけど、去年からの成長している部分はしっかり見えるし、でも1軍で勝つにはまだ早いよと。そこがちょうどいい。

-馬場

矢野監督 中(中継ぎ)も頭(先発)も考えているんだけど、ちょっと投げるイニングはまだあれだけど、中継ぎを経験したことで、また中継ぎにははめられると思うので、先発というかちょっと長いイニングを投げながらとは思っているんだけど。落ち着いては投げられていたのかなとは思う。

-去年の経験

矢野監督 どちらかというと馬力で投げるっていうところから落ち着きが出てきたし。周りもちょっと見えてきたっていう感じは出てきてるかなとは思う。

-カッコいい

矢野監督 陽川? そうやな、おととい久しぶりの残留で喜んどったんや(笑い)。永遠の若手扱いやからさ。「えっ僕(遠征に)入ってないんですか?」って。ちょっと俺もアメとムチを使い分けながらね(笑い)。残留練習で今日また張り切ってやってくれたし。陽川いいやん。