東都連覇への戦いが始まった。東都大学野球の亜大は21日、東京・西多摩郡日の出町の同校グラウンドで今季初の実戦を行った。

チームをA~Dの4チームに分割。「日の出リーグ」と銘打ち、チーム内対抗戦を開催した。今年はコロナ禍で例年行っていた春季キャンプ、2月中のオープン戦が中止に。生田勉監督(54)は「選手たちにチャンスをあげたかった」と意図を明かした。

今年のドラフト候補として期待される最速147キロ右腕・松本健吾投手(3年=東海大菅生)は、先発で2イニングを投げ1安打無失点。「真っすぐを強くするのが、この冬の課題でした。感覚はいい。成果は出てきていると思います」と手応え十分。今年はドラフトイヤーとなるが「まずはドラフトよりも、チームの勝利が優先。東都で連覇、日本一を果たしたい。その中で評価されてドラフトを迎えられれば」と、力を込めた。