昨年12月に右肘手術を受けた日本ハム玉井大翔投手が5日、札幌ドームでの全体練習で手術後初めて打撃投手を務めた。

ルーキー古川裕大捕手(22=上武大)にサインを出してもらう実戦さながらの形式で、清宮、野村と対戦。計30球を投げて安打性は4本だった。「思ったより、自分の中で感覚がよかった。全ての球種でストライクゾーンに投げられた」と、約4カ月ぶりとなった打者との対戦を終え、ホッとした表情を見せた。

ここまでのリハビリは順調な経過をたどってきた。2月6日にブルペン投球を再開。その後も予定通りに投げ込みを重ね、この日は「8割くらいで投げられた」。右打者の野村に対してはツーシームで内角を突き、カットボールでバットを折るなど内容も上々。

実戦復帰も最短で9、10日のDeNAとのオープン戦(横浜)となりそう。「あとは真っすぐの強さ。そこがまだまだ」とした課題をつぶす作業に入る。右の中継ぎエースは開幕を見据えて状態を上げていくことになりそうだ。