一塁争いはアーチ合戦! 阪神ジェフリー・マルテ内野手は豪快な1発で存在感をアピールした。ソフトバンク戦に3番一塁で先発。

1回2死2ボール、左腕和田の甘く入った139キロ直球を左翼席まで運んだ。「しっかり集中して、いい形で打つことができた」と納得顔だ。

ノーアーチのまま博多を去る訳にはいかなかった。開幕一塁を争うサンズは5、6日のソフトバンク戦で2試合連続本塁打を記録。強烈に好調をアピールして帰阪していた。一方のマルテは前日6日に3打数ノーヒット。井上ヘッドコーチは「ジェリー(サンズ)に触発されてというか、マルテも今日の1本はホッとしているんじゃない? ジェリーにちょっと先に行かれている感があっただろうから」と胸中を気遣った。

今春は最短距離でバットをボールにぶつける狙いで、右肩にバットを乗せて構える新フォームを採用。21年初実戦となった2月27日中日戦で2打席連続タイムリーを放つなど、状態は悪くない。「まずは自分の仕事をしっかりすることが大事」。開幕一塁争いへ、冷静に準備を進めていく。

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