西武木村文紀外野手(32)が若手の壁となって立ちはだかった。中日戦の4回1死、高めの直球を左翼席へ運び、この試合2度目の猛攻を演出した。1回には満塁の絶好機で中前へ落とす2点適時打も打っていた。腰の張りから回復しチームに合流し、これでオープン戦3試合で打率4割4分4厘。「僕も若手に負けないように、年はいっていますけど、関係なしに若さ出していきたい」とフレッシュに言い切った。

日本人野手では栗山、中村に次ぐ年長で今年9月に33歳を迎える。毎年のようにレギュラー争いを強いられながら、右翼のメインを張る。この試合でも中日高橋周の右翼フェンス直撃の打球を強肩で一塁にとどめた。辻監督は「あいつには事あるごとに永久の若手だと俺は言ってるんだけど、そういう気持ちを持ってやってもらいたい」とハッパをかける。鈴木、岸、若林ら追い上げる若手から大きく抜けだした木村は「1年間ライトを守り続けたい」と若さと経験を発揮していく。

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