高卒2年目の阪神及川雅貴投手(19)が1軍に合流した。この日の試合前練習から参加。広報を通じて取材に対応し「数日前に(1軍合流を)伝えられましたが、その時からずっと緊張しています。それと同時にうれしさと頑張らなくてはいけないという気持ちが強くなりました」とコメントした。14日巨人とのオープン戦(甲子園)で、1軍デビューする見込み。

「監督から『逃げるようなピッチングじゃなくて、どんどん力強く投げていけよ』と言っていただいたので、向かっていく気持ちで投げたいと思います」。

及川は横浜から19年ドラフト3位で阪神へ入団。高校時代にはロッテ佐々木朗、ヤクルト奥川、チームメートの西純とともに「高校四天王」と呼ばれた。昨季はウエスタン・リーグで9試合に登板して、2勝4敗、防御率は6・00だった。

同期入団でドラフト1位の西純は、春季キャンプから1軍に帯同。9日広島戦(甲子園)では先発で5回4失点ながらも、開幕ローテーション入りの可能性を示していた。「純矢も1軍で先発していますし、その映像も見ている。自分も緊張すると思いますが、緊張した中で自分のボールを投げられるように、矢野監督から頂いた言葉通りのピッチングができるように頑張りたいと思います」。西純に負けじと、19歳の左腕も1軍入りを目指してアピールしていく。