日本ハム河野竜生投手(21)が開幕ローテーション入りへ、崖っぷちのところで踏みとどまった。6回を投げ89球、2安打3四死球1失点。

「前回ふがいないピッチングをしてたので、今日は特に強い気持ちというか、バッターに向かっていくだけだと思っていた。それを全面に出せた結果が今日こういう結果になったと思うので、常に強い気持ちをもってマウンドに上がれたら」と話した。

1回先頭の荻野に右中間を破る三塁打を許した。1死からマーティンに死球を与えるなど一、三塁のピンチを招いたが、山口を一邪飛、井上を135キロのカットボールで空振り三振に抑え、切り抜けた。

2回も不安定な投球が続いた。先頭の中村奨に四球を与えると、続く安田に右前打。犠打で1死二、三塁となり、藤原に中犠飛を打たれ1点を失った。

だがその後は徐々に安定感を取り戻した。3回以降は四球で走者を出した4回以外、すべて3者凡退。前回9日、DeNAとのオープン戦(横浜)では2回7安打5四球9失点と大炎上。反省を生かしてのマウンドに「前回投げさせてもらって、なにも力というか、そういうのも出せませんでしたし、ほんと恥ずかしい投球だったので、なんとか今日抑えられてよかったかなと思います」。開幕ローテを狙う左腕にとって、この日はしっかりとアピールしなければいけなかっただけに、ギリギリのところで踏みとどまった形だ。【山崎純一】

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