阪神秋山拓巳投手が5回4安打無失点と好投し、開幕へ盤石ぶりを見せた。

「西武打線は振ってくる打者が多いので怖さはありましたが、逃げることなく、向かっていく投球をすることができたと思います」。初回は3者凡退。2回は1死から栗山に左前打、外崎に四球を与え、味方の失策もからみ1死満塁のピンチも後続を抑えて得点を許さず。5回2死二、三塁では、左翼サンズの好守で森を左飛に打ち取るなど、要所を抑えた。

シーズンへ向け、昨季西勇と並ぶチームトップの11勝を挙げた安定感は健在。「1人1人に対する球数が多くなってしまったので、もう少し少ない球数で打ち取っていけるように調整していきます」と、あとは最終調整するだけだ。矢野監督も「走者を出しても粘ってね。いつものアキらしく投げてくれた。任せていたキャンプからしっかりやってくれたし。ここまでの調整は順調にいっているというのが、今日も確認できた」と改めて信頼を口にした。