阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22=近大)が、西武戦(メットライフドーム)の2回、3試合連続弾を決めた。新人のオープン戦6号は、1966年(昭41)のドラフト制後では最多記録で、58年に長嶋茂雄(巨人)がマークした7本にもあと1本に迫った。3戦連発は長嶋もできなかった快挙で、10戦6発の量産はシーズン143試合換算で驚異の86発ペース。オープン戦は残り3戦あり、ミスター超えで開幕前に新伝説を残す勢いだ。

▼西武今井(作新学院3年夏、甲子園を制した“世代NO・1投手”が、同学年の阪神佐藤輝に1発を浴びるなど5回で4失点)「ストレートに振り負けない鋭いスイングでした。結構飛ばされてしまいましたね。インハイで勝負すればよかったかと…。悔いが残りますし、悔しいです」

▼西武辻監督(阪神佐藤輝に)「あそこまで飛んで着弾、打球の速さはすごいなと。あの右中間はすごい。それだけのホームランバッターだなと感心したが、彼もやっぱり研究され、バッティングカウントですっと真っすぐ放るようなこともないですし、そんな中で成長していけば、すごいバッターでしょうね」