読売新聞グループ本社渡辺恒雄代表取締役主筆(94)が22日、巨人の今季の優勝を断言した。

都内ホテルでの「出陣式」に出席し、19年9月30日の「2019読売巨人軍セ・リーグ優勝祝賀会兼クライマックスシリーズ激励会」以来となる公の場に登場。冒頭のあいさつで「選手諸君も原監督をはじめ、ちょっとお会いした限りにおいては、どうも今年は優勝しそうな顔をしておられます。みなさん、まあそれは期待していいと思いますね」と話した。

例年なら、開幕前に財界人を中心とした有志で構成する「燦燦会」と「激励会」を開催するが、新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年に続いて両会合は中止。参加者は原監督をはじめコーチ、選手11人に関係者17人と規模を縮小した「出陣式」として、感染対策を講じて行った。同主筆は「毎年、派手にやたらににぎやかにやっておりましたが、結果的には期待に反して負けることが多かったですが、今年はコロナがまん延しては困る。勝った時に盛大にこの部屋に入りきらないような、盛大な祝賀会をやらせていただきたいと思っております」と宣言。今年に転倒して足を痛めたため車いすでの登場だったが「祝勝会の時までにはぴんぴん治って、元気になって出てくるつもりでおります」と語った。【浜本卓也】