阪神は29日、今季の甲子園球場での主催試合時のファンサービスを発表した。

球場内ビジョンでは弾道測定器「トラックマン」のデータを使用し、阪神の選手が打った本塁打の「打球速度」「打球角度」「飛距離」を表示する。敵地神宮での開幕3連戦で12球団トップタイの6本塁打を放っている阪神打線が、今季は本拠地甲子園でどれだけのアーチをかけるか。ファンは数字でも楽しめる。

登板や打席登場時の選手紹介映像、試合開始前映像もリニューアルされる。「頂を目指せ! ロッククライミング」としてビジョンに表示された5体の選手人形が頂点を目指す映像コーナーも登場。誰が1位になるかをファンは予想しながら楽しめる。大山、サンズ、糸井はチャンス時には普段と違う映像で盛り上げる。盗塁成功時の近本、梅ちゃんバズーカで盗塁を阻止した時の梅野も特別映像が流れる。今季も守護神を務めるスアレスがクローザーとして登場する時も特別映像で盛り上げる。

またファンと一緒に盛り上げる企画として5回裏終了でグラウンド整備の時間には「“一番”は誰だ! ムチャぶりアクション王決定戦」として、ビジョンに移った来場者に突然出される無理難題を直感でアクションしてもらう。

甲子園球場外周の一塁側外周には「方言を用いた新型コロナウイルス注意喚起パネル」を設置。福岡出身の梅野は「ジェット風船は使えんばい」と博多弁で注意喚起している。またローマにある真実の口の彫刻をモデルとした「マスコットの消毒オブジェ」も外周に設置。トラッキーの口の中に手をかざすと消毒液が噴射される。また試合開始2時間前から開始後30分まで、外周の4カ所でAR(拡張現実)フォトスポットを設置。専用アプリを開いた状態でポスターにかざすと、選手がARで登場し記念撮影できる。