オリックスは29日、31日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の試合前に「なにわのHERO始球式」を行うと発表した。

大阪の街を明るくすることに貢献した「地元のヒーロー」をマウンドに招待するという新しい取り組みで、第1回は大阪市大正区在住の大城良将さん(18)が始球式を務める。

大城さんは3月1日に木津川で流されていた女性を、水泳が苦手ながらも救助し、5日に大阪府浪速署から感謝状を贈られた。大城さんは小学校からの野球経験者で、これまでの指導者から「困っている人は助けなさい」という言葉をかけられていた。その言葉を瞬時に思い出し、近くにあったロープを使って女性を救出したという。

この取り組みは人命救助や犯罪の未然防止に貢献した大阪府民や、明るいニュースを届けた方をたたえるもの。球団の担当者は「地域密着ということで、大阪の街を明るくしてくださった方々に感謝をしたい。今回が初の試みで、継続的に取り組んでいきたい」と説明。コロナ禍のため、マスク着用、大声禁止と制限のあるスタジアムだが、自然と大きな拍手が響くはずだ。

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