楽天がオリックス先発の宮城大弥投手を打ち崩せず、9試合目で今季初の無得点負けを喫した。

宮城の140キロ台前半の直球、120キロ台のスライダー、100キロを切るカーブ、チェンジアップの緩急に惑わされた。初回、1死から敵失、島内の右前打で一、二塁としたが浅村が三ゴロ併殺。4回にも2四球と安打で2死満塁としたが、横尾が二ゴロに倒れ、好機を生かせなかった。5回から8回までは3者凡退に抑えられ、突破口を開けなかった。

連勝が2で止まり、石井一久GM兼監督は相手左腕との対戦を「なかなか絞っていけなくて、ふわふわっと回を消化された。術中にはまったというか、そういう感じで回が進んでしまいました」と振り返り、「緩急もありましたし、真っすぐがスピードガン的にはそんなに出てなかったですけど、緩急がある分、真っすぐにも差し込まれたというところもあったので、うまくピッチングをされてかわされたなというイメージです」と分析した。

週明け6日からは好調の西武、昨季王者のソフトバンクと対する。指揮官は「好調、不調とかはあんまり関係ない。自分たちの戦いをこのシーズン通して143試合しっかりとやっていくことが僕たちの野球だと思う。相手はどうとかあんまり関係ないので、しっかりと自分たちの野球をやっていきたいと思います」と切り替えた。