中日大野雄大投手(32)が竜先発陣の危機を救う。6日のDeNA戦(バンテリンドーム)に先発予定で、5日には本拠地で松葉、勝野らとベースランニング、打撃、守備練習などで汗を流した。「いい調整もできた。しっかりといつも通りマウンドに上がれる」と自信をのぞかせた。

中日は12球団唯一、開幕から先発投手に白星がない。「全然意識していない。チームが勝てば何の問題もない。その中で自分に転がり込んできたらいいな、くらいなもの」と平然としていた。

強力なデータもある。大野雄はバンテリンドームでのDeNA戦で19年から負けなしの5連勝中。チームもDeNAには本拠地11連勝中と好相性は抜群だ。「僕よりも向こうが意識することかな。去年のことは忘れて、1戦1戦そういうことを積み上げられたらと思う」。無欲で3連戦の先陣役を務めることを強調した。

前回3月30日巨人戦では1点勝ち越した直後の4回に先頭中島に同点1号を献上し、7回2失点で勝敗つかず。「立場上、点を取ってもらった次の回は絶対に3人でゼロという意識が必要。同じような投球を続けて、ゼロに抑えることだけを考えていければ」。今季2試合目のマウンドをイメージする

チームは4日の阪神戦で初の連敗。6日からホーム戦5試合が続くことが追い風だ。「ホームの試合は取っていかないと。1つでも勝ち星をのばせられたら」。竜投の大黒柱が、チームを上昇気流に乗せる。

中日阿波野投手コーチ(大野雄について)「チームを勝たせる投球を常に求めている。ロースコアの試合になりがちなので、1点でも(失点を)少なく(して欲しい)」

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