国学院大が、川村啓真外野手(4年=日本文理)の先制ソロの勢いに乗って先勝した。

1回1死、川村はカウント2-2から、駒大の先発福山優希(3年=八戸学院光星)の変化球をとらえて右中間スタンドへ運んだ。大学通算5本塁打となり「2ストライクに追い込まれていましたが、しっかり自分のスイングで変化球が浮いてきたところをとらえることができました。少し風で戻されましたが、ホームランになってうれしく思います」と振り返った。

背中を痛め、実戦に復帰できたのは最後のオープン戦の3月24日東北福祉大戦。1打席だけ立ち、四球だった。そこからはシート打撃など実戦練習を重ねて調整し、シーズンに臨んだ。

先発の池内瞭馬(4年=津商)が7回2/3を被安打3の無失点と、投手は継投で完封リレー。鳥山泰孝監督(45)は「川村がいい流れを作ってくれて、池内が流れを引き継いでくれた。手応えをつかめる試合でした」と振り返った。