天理大と大体大が先勝した。19年秋以来の優勝を目指す天理大は、プロ注目のエース井奥勘太(4年=立正大淞南)が8回11奪三振1失点(自責0)と力投し、今季2勝目を挙げた。3月まで大阪の強豪、履正社の野球部長だったOBの松平一彦氏(43)を新コーチに迎えた大体大は、杉本壮志投手(3年=日本航空石川)が神戸国際大を完封。好発進した。

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天理大・井奥が11奪三振の力投でチームを先勝に導いた。「納得のいく球が少なかった」と反省も、チームは開幕から3連勝を飾った。昨年までは1学年上のエース森浦のキャッチボール相手を務め、冷静に淡々と試合に臨む姿を見てきた。今、先輩は広島の勝ち継投を支える。「自分も先の目標はプロ。コントロールの大切さ、1球のミスの怖さを感じながら投げています」と語った。