オリックスは1点差で惜敗し、借金は今季最多4となった。1点を追う9回2死一、二塁の好機で、主砲の吉田正尚外野手(27)が二飛に倒れ、試合終了。

中嶋監督は「なかなか難しいですね。今が我慢のとき。モヤ、ロメロ…。いろんな意味で、もう少し我慢ですね」と声を振り絞った。モヤは自打球の影響もあり、負傷離脱。ロメロは3日の来日から2週間の待機期間中。打線の起爆剤を欲しており、助っ人の早期合流が待たれる。

ただ、収穫もあった。高卒2年目の紅林弘太郎内野手(19)が、9回にモイネロから左前打を放った。この日はマルチ安打を記録し、指揮官は「しっかり打っていると思います。だいぶ疲れていた部分もあります。それは(太田)椋も一緒。そういう点ではわかっててやっていた訳ですから」と評価した。

年間を通して1軍に帯同した経験がなく、疲労を考慮するなど、工夫を重ねており「そこの点でちょっと(スタメンから)外したりしていた訳ですから。(状態が)上がってきたら主戦力として使える」と期待した。【真柴健】

▽オリックス増井(先発し7回途中4失点)「味方が点を取ってくれた直後(5回)のイニング。なんとか抑えたかったんですが、最後のボールは甘く入ってしまいました。悔いが残る投球になってしまいました」

オリックスニュース一覧はこちら―>