安打を確信し、ゆったりと一塁ベースを回った。

巨人の新外国人ジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)が6回1死二、三塁、内角低め145キロ直球を詰まりながらも右前に運び、2点適時打を決めた。「いいところに落ちてくれたね。タイムリーになって良かった」。4回1死一塁にも、外角低めカットボールを中前にはじき返し、2日連続で2安打2打点の活躍をみせた。

球界でも珍しい「左投げ両打ち」。楽天先発のルーキー右腕高田孝を相手に、左打席でも躍動した。16日の同戦では左腕塩見を相手に右打席で2安打2打点。両打席で結果を出し、左右を苦にしないメジャー通算196発の実力を示した。前日は2打数1安打だったエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)は1四球を選んだが、その他の打席は三ゴロ、一ゴロで、2打数無安打に終わった。

2人は早ければ20日阪神戦(東京ドーム)からの1軍昇格を見込まれるが、原監督はこの日のDeNA戦後に「よく話し合ってね、そこで決めるということでしょうね。」と慎重な姿勢を示していた。今は2軍戦で試合勘を取り戻している段階。それでも結果を残し続ける新戦力に期待は高まるばかりだ。【小早川宗一郎】