ソフトバンクは逆転負けで、楽天には今季初黒星。勝負の9連戦は2勝5敗となり負け越しが決定した。試合後の工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。

-初回にいい形で先制

工藤監督 そうですね。良かったと思いますよ。このままと思ったんですけどね。

-2回以降は滝中に抑えられた

工藤監督 攻められ方、うーん。どうですかね。バッターがどう感じたのかによっても変わると思うので、その辺は1回1回どうだったと聞くわけにはいかないのでわからないところはありますけど。何かを意識させられすぎて、どうしてもボールを入れ過ぎちゃっている傾向にはあったように思います。その中で、どうしても対処が遅れちゃってという形になっちゃったんですかね。結果的にはですよ。

-二保は力のこもった投球

工藤監督 良かったと思いますよ。気合が入りすぎているくらい、入ってましたからね。ボールも操れたところもあるんですけど。もう少し、見ている感じだとどうしてもランナーが出てからツーシーム、ツーシームと。もうちょっとその辺のところ、見た感じですよ。遅い球も含めて使える場所はあったんじゃないかなという風には思いますし、一番はランナーが出たときの初球の意識をもうちょっと。まあそんなこと言ってもね。中を見ればそういうのはあるかもしれないですけど、二保君が今シーズン初めて投げて、あれだけ頑張って一生懸命投げようとしているところを。失投はピッチャーもあるし、そこは(甲斐)拓也がしっかりリードしてあげないといけない部分かなと。確かに二保君の方が年上ですけど、やっぱり経験のある拓也がそこのところはうまくね、力を少し抜けるようにしてあげるとか、考えないといけないのかなと思いますけど。なかなか、今シーズン初めてリードして、オープン戦はありましたけど、すべてを使いこなせるのは難しいので。今日に関してはもうちょっと守ってあげないといけなかったかなと。3点取ったのは二保君にとってよっしゃ、と思ったところもあったと思うんですけど。ちょっともったいないところはあったかなと思うところはありましたね。

-7回は走者が出なければそのままいかせた

工藤監督 あのまま。そうなんですよ。まあ浅村君が当たっているのもあるかもしれないんですけど、合っていたところもあったので。そこで多分ランナーが出た瞬間に自分が考えたのは、ランナー出たら送るだろうと、間違いなく。送って鈴木君抑えれば、浅村君歩かしても次が左なので、そこで勝負ができると。そこを抑えれば次の攻撃に生きると思っていたので。あそこだけはなんとかという風に思ってね。ピッチャー代えてだったんですけど。ポンポンと行っていれば浅村君まで回らないのでね。うまく避けるじゃないですけど、嘉弥真君だったらなんとかしてくれるだろうと思ったところではありました。

-7回は体力的にもいけそうだった

工藤監督 いけると思いましたよ。あそこで終わってしまったらね。せっかくファームでも長いイニング投げるようにやってもらったので、あそこで代えたらもったいないかなと思っていたので。長く投げてもらうことが何より大事だと思うし、その中で納得のいくというかね。もったいないと思いましたけど、四球ということになったので、ちょっとリリーフも含めて考えていたので。なんとか7回あそこで切り抜けて、なんとか初登板で勝ちが付くようにするには、あそこで代えてしまってはね。次の登板というところも、この後5連戦が続くので、ちょっとね今のところ予定がないので。そういうのも含めて、最初のピッチングでなんとか勝ち星が付くようにと考えたんですけど、チームが負けてもいけないので。チームの勝ちをあそこは、なんとか0に抑えることで次の回と思っていたので。裏目に出てしまいました。これはぼくの責任ですよ。

-栗原が好調

工藤監督 いい形でね。強引になりすぎてないというのがすごくいいのかなと。3本のヒットの中に逆方向が半分くらい。そこができるというのが好調を維持してできているのかなと思うので。無理せずと言うわけではないんでしょうけど、逆らわずというのがしっかりできているのかなと思いますけどね。ああいうピッチャーで強引に行こうとすると、フォークだったり振ってしまう。そういうところが早めに徹底させると。個人の力量も大事だと思うんですけど、みんなその技術を持っていると思うのでね。また明日ね、コントロールのいいピッチャー(岸)なので。待って待ってとしているとなかなか打ち崩せないでしょうし。積極的に打つべきところと、しっかりコース、ゾーンを絞っていかないとなかなか打てるピッチャーじゃない。成績的には打っているのでね、なんとかひとつ取り戻したいなと思います。

-9連戦は負け越しが決定

工藤監督 まあ理想は常に勝ち越していくのが理想ですけどね。うまくいかないところはあります。我慢するところはしっかりして、できるところはしっかりとね。そこの中で思っていても行動しないということよりは、自分たちで見て感じたことを行動に出した方が悔いが残らないと思いますのでね。悔いの残らないようなゲーム、最後まであきらめないゲームをこれからもやっていきたいと思います。