契約最終年に“大王”こと台湾の4割男が本領発揮だ。日本ハム王柏融外野手が、オリックスのエース山本から先制弾&追加点につながる二塁打を放った。

待望の今季1号は2回だ。2球で追い込まれたものの、そこから粘って8球目。高めに浮いた変化球を右翼席へ。「すごくうれしいです。フルカウントまで粘って、いい形で打てました」。今季初のヒーローインタビューでは「皆さん、応援ありがとうございました。またね!」と、流ちょうな日本語も披露した。

台湾リーグでは、台湾人として史上初の3冠王に、2季連続打率4割と“大王”として君臨した。18年オフに3年契約で日本ハム入りも、昨季までの2年間は打率2割4分4厘、5本塁打と低迷。来日3年目の今季は開幕1軍こそ逃したが、4月27日に1軍昇格を果たすと、8試合で4割5分5厘と当たっている。栗山監督は「技術的にすごく良くなっている。ボーロンらしく、なってきたね。もっと打つと思うよ。だって、4割打っていたんだから」。期待通りの活躍で、反攻のキーマンとなれるか。【中島宙恵】

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