楽天福山博之投手(32)が13日、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。今季は開幕から12試合連続無失点。首位に立つチームのブルペンを支えている。

「サブちゃん」の愛称で親しまれる右腕は大商大から10年ドラフト6位で横浜(現DeNA)に入団。12年オフに戦力外となり、トライアウトを経て同年楽天に入団。14年から17年まで4年連続で60試合以上に登板。大車輪の活躍を見せた。だが、19年7月に右肘と右肩のクリーニング手術を受け、同年11月に育成契約として再契約。リハビリに努めた。

それでも、懸命な努力を重ね、昨年9月に支配下選手へ返り咲き。今年5月3日のソフトバンク戦では通算100ホールドを達成した。

球団を通じ「ここまで来られたのも、支えてくださった皆さんのおかげですし、特にトレーナーさん、ドクターの方々には感謝しかありません。支えてくださった皆さんに感謝し、これからもチームの勝利のために1球1球投げていきたいと思います」とコメントした。