阪神先発の秋山拓巳投手(30)が粘って7回1失点と好投した。

2回、木下拓に浮いたフォークをとらえられて左翼に先制弾を浴びた。だが、3回以降は丁寧な投球が光る。勝負どころは7回だ。無死一、二塁で木下拓を浅い右飛、阿部を一飛、根尾を左飛に封じ込めた。変化球で打ち気をそらす投球術を見せた。「先制点を与えることは避けたかったので、そこは反省点です。ただ、7回のピンチの場面を粘ることができましたし、そういった粘りの投球を続けることが信頼にもつながってくるので、今後も今日ぐらいの粘りの投球を続けていければと思います」。4月30日広島戦(甲子園)で今季3勝目を挙げて以来、中12日の先発マウンドだった。18年4月7日以来、3年ぶりの中日戦白星こそ逃したが、安定感を示した。