楽天が今季4度目の2連敗で2カードぶりの負け越しを喫した。ソフトバンクに抜かれ、19日ぶりに首位から陥落し2位となった

オリックス田嶋を攻め立て5回まで毎回安打を放つも、好機をつかみきれず2得点どまり。1点を追う8回1死満塁で浅村が遊ゴロ併殺。2点を追う9回は岡島の適時打で1点を返し、なおも1死一、三塁で代打小郷が空振り三振。続く村林も遊直に倒れた。

先発田中将は5回まで59球で2安打無失点。だが6回に吉田正に逆転3ランを浴び、7回3失点で3敗目を喫した。

石井GM兼監督は9回の攻撃を「あと一押しというところで何とか小郷のところはバットに当てることができていれば、ちょっと変わったかもしれない。小郷を責めるとかではなくて、何とかあそこはバットに当ててほしい場面ではありましたね」と振り返った。

10安打で15残塁。それでも「攻撃の方ではある程度セットアップはできているとは思う。そこからヒットを打てる、打てないはそこはしょうがない。あまり悲観的に、あまりネガティブにならないようにしないといけない」と数多くの得点機を生み出すプロセスを評価した。

また、田中将が6回に吉田正に逆転弾を浴びた場面について「もう少し攻撃的に行ってもよかったかな、というところもありますかね。吉田のところに関して言えば。ちょっと(捕手の)太田が逃げすぎたなって思います」と指摘。「もうちょっとチャレンジしてもいい場面ではあったと思います。その前のシチュエーション、今日の吉田とのアットバット(対戦)の中で、あそこら辺というのはあまり想像つくようなところだった」とバッテリーに苦言を呈した。

4月26日以来の2位転落には「全く気にしてないです」と意に介さなかった。

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