東大が法大に逆転負けし、早大と同ポイントで5位に並ぶ可能性が消え、単独6位が決まった。

この日は4、5回に盗塁を決めたあと適時打が出る攻めで2-1と勝ち越した。5回には相手バッテリーのスキを突くディレードスチール。今季通算21盗塁としてリーグトップをキープした。しかし好投を続けていた井沢駿介投手(3年=札幌南)が7回に法大打線につかまり、ひっくり返された。

井手峻監督(77)は「最後まではなかなか。井沢が行けるところまでと思っていました。心中するつもりでした。もう1歩だった」と振り返った。

東大は法大戦に連勝なら2勝7敗1分けとなり、2・5ポイントまで得ることができた。早大が現在2勝5敗1分け。次週の慶大戦に連敗した場合、同勝率、同ポイントで並ぶ可能性を残していた。

 

▽東大・井沢駿介投手(6回まで1失点の好投も7回につかまり4敗目) 「変化球が入って、的を絞らせない。手ごたえを持って、試合に入れた。7回にコントロールが乱れたが、最低限の投球はできた」