ソフトバンクは12球団トップの防御率を誇る中日投手陣の前に、16度目の交流戦で球団初の開幕戦完封負け発進となった。

工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-柳を打ち崩せなかった

工藤監督 そうですねえ。変化球が気になると、どうしても真っすぐに遅れちゃうので。そこはバッターのところなのでわからないところはあるんですけど。難しいでしょうね。コントロールも良かったし、時折投げるチェンジアップも良かった。打てないときは相手をほめるしかない。

-映像で見るのと印象の違いもあった

工藤監督 やればやるほど味が出てくるピッチャーかなと思います。(チェンジアップを)意識させられると真っすぐがファウルになったり。スライダー、カットのコントロールもいいのでそこで打ち取られたり。ぼくはピッチャーなので、ピッチャーの見方をすれば、それが目的なので。そうしてもらえたら、困ったときに真っすぐが通りやすい。ファウルになったりカウントを取れる。来るボールに対してバッターは打ちに行かないといけないので、そのへんの難しさはあったのかな。今日はいいピッチングされたと、いうところでね。打てない日もあります。そうやっていいピッチングをされて、そうそう打てるんだったら防御率1点台じゃないでしょう。やっぱり彼のピッチングをされれば抑えられる。それが防御率のいいピッチャーだと思うので、割り切ってまた明日というふうにしていくしかないと思います。

-武田は6回2失点

工藤監督 打たれたところだけが、ちょっとボールが高かったり逆球だったり。あそこだけですかね。カーブが高めに浮いてちょっと打たれて。いいプレーしてホームでアウトにしただけに、2点目というところかなと思います。ただ6回を投げて、代打を送ったりということもあってあそこで代えたんですけど。普通だったらあと1回くらいはいけたのかな。やっぱり先制点を与えてしまうと、いいピッチャーに対してはなかなか攻撃というのは難しい。今日に関して言うと、相手にうまくやられたし、なかなかこちらの攻撃のリズムをうまくできなかったという試合だったんじゃないかなと思います。

-松本が救援で登板

工藤監督 先発もやっているからロングもいけるピッチャーなので。6連戦が3回続くので、そういうピッチャーが1人ないし2人。板東君もいれば3人いると。後ろのピッチャーもなかなか3連投はできないので。負けているところで長くいってもらえる、そういう中でそうやって勝ちを拾っていくかというところの試合もある。勝っているところの試合はいいと思うんですけど。交流戦の18試合は6連戦が続くだけに、ピッチャーのことは考えていかないと。その後におかしくなっても困るので。そのへんはしっかり考えてやっていけたらと思います。今日、松本君が2回を0点で行ってくれたのは良かったなと思いました。

-交流戦は黒星発進になった

工藤監督 今日のことというよりは、明日、明後日といい形で勝って福岡に戻れればという話はしたので。まだ始まったばかりですし、下を向く必要なんて全くないのでね。次のことを考えて、前向きに明日、いい試合ができたらいいなと思います。

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