ヤクルト青木宣親外野手(39)が、日米通算2500安打を達成した。

1回2死走者なしで、加藤の真ん中に入った135キロ直球を右前打へ運んだ。つば九郎から記念ボードを手渡され、ヘルメットを取り、笑顔で拍手に応えた。「まずは日本、アメリカ、日本でいろいろなチームでプレーができ、2500安打を達成できたことが、すごく幸せです。2500安打を打つことができたのは、今まで本当にいろいろな方たちに支えられて、2500安打という数字までくることができました。これからもチームの勝利のために1本でも多く打てるように努力したいと思います」とコメントした。

日本で通算1726安打。大リーグで通算774安打をマークしている。

日米通算2500安打以上はイチロー、松井秀喜、松井稼頭央に次いで日本選手4人目。日本で2500安打以上は張本勲、野村克也、王貞治、門田博光、衣笠祥雄、福本豊、金本知憲の7人が記録している。日米通算の4人、日本通算の7人の中で、大学出身選手の到達は金本と青木だけ。日米通算2142試合での達成はイチローの1808試合に次ぎ、日本最速の張本(2185試合)、大学出身最速の金本(2517試合)を上回った。

初安打は04年10月6日阪神25回戦(神宮)で安藤から。アストロズ時代の17年6月11日、エンゼルス戦で日米通算2000安打を達成した。

 

◆青木宣親(あおき・のりちか)1982年(昭57)1月5日、宮崎県生まれ。日向-早大を経て03年ドラフト4巡目でヤクルト入団。05年にプロ野球2人目のシーズン200安打を達成し新人王。首位打者3度、最多安打2度、最高出塁率2度、盗塁王1度。ベストナイン、ゴールデングラブ賞各7度。11年オフにポスティングシステムでブルワーズ移籍。アストロズ時代の17年6月に日米通算2000安打達成。18年にヤクルト復帰。08年北京五輪、06、09、17年WBC日本代表。175センチ、80キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸3億3000万円。