楽天先発の則本昂大投手(30)がプロ3度目の1試合3本塁打を許し、今季最短の4回53球5安打5失点で降板した。

立ち上がりから飛ばした。最速154キロの直球とフォークがさえ、1回から2奪三振。1点を先制してもらった直後の2回には2死二塁としたが、若林を左飛に打ち取った。3回はさらにギアが挙がり、大城、高橋、松原を3者連続空振り三振を奪った。

だが、4回に急転する。1死から吉川に2球目を中前打、続く岡本に初球フォークを左翼席へ2ランを運ばれ逆転を許した。その後も2死一塁から若林に初球の150キロ直球を右中間へ2ラン、続く大城にも初球チェンジアップを同じく右中間へソロを打たれた。1イニング3本塁打はプロ初。19年9月4日ソフトバンク戦、20年11月3日オリックス戦に次ぎ、1試合3本塁打を許した。「1試合に3本打たれたらダメですね」と厳しい表情で振り返った。

5回に代打横尾を送られ、自身3連勝とはならなかった。