オリックスに9年間在籍したブランドン・ディクソン投手(36)が27日、自由契約選手となった。

球団は20日にウエーバー公示申請を行っており、期間内に獲得を希望するチームがなかったため自由契約となった。

ディクソンは13年からオリックスでプレーし、今季が球団外国人投手として最長となる9年目を迎えるシーズンだったが、コロナ禍で、来日することがなかった。

昨季は新型コロナウイルスの影響で、年間を通して単身で日本へ。球団には、今季こそ家族との来日を希望してきたが、政府が新規のビザ発給を停止中で、家族の来日は極めて困難な状況となっていた。

NPBで215試合に登板し、49勝58敗34セーブを記録。チーム内での愛称は「コットン」で、来日後に生まれた長女を奈良にちなんで「ナラ」と名付けるなど、親日家だった。