ロッテ佐々木朗希投手(19)が岩手・大船渡高時代にたどり着けなかった甲子園で、プロ2度目の先発マウンドに上がった。

最速154キロの直球を主体に、セ・リーグ首位を走る阪神打線に立ち向かった。5回を投げて7安打4失点(自責3)。強い打球を打たれることも多かったが、一方で三振を5個奪うなど能力の高さも示した。投球数は94。その約65パーセントを占めた直球の平均球速は約150・7キロで、2試合連続で平均150キロを超えた。

6回の攻撃中に投球練習はしなかったものの、打線が3点を奪って逆転。プロ初勝利の権利を得て、ベンチで見守った。試合中には球団広報を通じ「要所要所でタイムリーを打たれてしまって、少しもったいないところがあったので、次はしっかり修正していきたいと思います」とコメントを寄せた。