JR千葉が、接戦を制し、2回戦進出を決めた。

5回に2点を先制。日本ウェルネススポーツ大東京に14安打を許しながら、3人の継投で2失点に抑えた。同点に追いつかれた直後の7回に失策で勝ち越し、滑川克則監督(43)は「今年初めての公式戦で、先制点が大事になると思っていた。2点先制できたことが大きかった。諦めない、というのがチームの特長。一戦必勝で、相手がどこでもしっかり勝つという意識で戦っていきたい」と話した。

0-0で迎えた5回2死一、三塁、2番の椎名研介内野手(28=東総工)が先制の左前打を放った。5回表の守備で失策をしており「キャプテンとして、しっかりした背中を見せないといけないと思いました。意地を見せて、しぶとく打つことができました」と振り返った。

2-2となった7回2死二塁では、一塁手の悪送球を誘う強い打球。勝ち越しの1点が生まれ「フルスイングした結果が、得点につながりました」と喜んだ。

選手たちは仕事と野球を両立しており、椎名は設備関係の業務を行っている。この日は、夜勤明けのままチームに合流した選手もいた。6月2日の2回戦では、明治安田生命と対戦する。椎名は「相手は強いですが、必ず勝つという気持ちで臨みます」と意気込んでいた。