日本ハム上沢直之投手が、エース対決を制した。

6回2/3を投げて9安打を浴びながら3失点(自責2)にまとめ、5勝目をマーク。広島のエース大瀬良に投げ勝った。

自身は4月10日オリックス戦から自身最長5連勝。「これだけ点数を取ってもらったら、誰でも勝てるんじゃないですか?」と味方打線に感謝した。

6回までは得点圏に走者を背負いながらも1失点。球数が100球に近づくにつれ高めに浮き、7回に2連続長短打を浴びるなどして2点を失った。本人は「もっとイニングを投げたかった」と反省も、栗山監督は「絶好調ではないはずなんだけど、しっかり試合を作って勝ちきってくれる。これが、エースなんだよ」と、変わらぬ信頼を口にした。

上沢と言えば、代名詞は“高速フォーク”。フォークボールの投げ方を修正したことで、開幕直後の不振を脱した。「腕を振りすぎて高めに抜けていた。優しく(腕を)振って低めを意識するようにしたら、ちょうど良くなった」。前回5月25日ヤクルト戦に続き、きっちり6連戦の初戦を取った右腕。状態は右肩上がりだ。