DeNAは相手を6安打上回る15安打を放ちながら、今季最多タイの13残塁で敗れた。交流戦の首位から2位タイに陥落した。

三浦大輔監督は「得点に結びつかなかったが、2死からヒットでつないで、打線自体は悪くない。流れが変われば点が取れる。明日につなげます」と話した。

誤算は先発のピープルズだった。3回まではソロ本塁打のみの1安打投球だった。4回に先頭から連続四球と、突然、制球を乱した。ここから連打を浴び、山川のライナーは右膝裏付近を直撃した。1度はベンチ裏に下がったが、すぐにマウンドに戻った。三浦監督は「本人が『投げられる』と続投させた」。だが、呉念庭に中前打、スパンジェンバーグに左中間本塁打を浴び、5安打7失点で降板となった。膝裏は打撲で、降板後はアイシングを行った。

三浦監督はピープルズの突然の乱調について「四球絡みは、慎重になりすぎたのか。ミーティングでも四球で走者をためての長打警戒と言っていたのだけど。(栗山以下の4連打は)四球で真ん中に集めすぎた」と語った。

2人の中心打者の状態が心配された。5番三塁の宮崎敏郎は、6回の守備から田中俊太と交代した。5回の打席(結果は中飛)で左手親指を痛めた模様。三浦監督は「無理をさせなかった」と説明し、病院に向かう予定はない程度の軽症という。6日のロッテ3回戦(横浜)で腰を痛めたようなしぐさを見せたオースティンは、4番DHで出場した。5打数3安打1打点と活躍。普段は右翼を守っており、DHでの出場は今季初めだったが、三浦監督は「腰の状態は問題ないと聞いている。だから(DH起用は)関係ない」と説明した。

▽DeNA三浦監督(15安打も今季最多タイの13残塁で交流戦の首位陥落)「得点には結びつかなかったが、2死から安打でつないで打線自体は悪くない。流れが変われば点を取れる。また明日につなげます」

▽DeNAピープルズ(4回途中7失点)「序盤は振ってくる打者に対して早いカウントでアウトが取れましたが、4回はボールが先行して歩かせてしまい、そこから長打を浴びるという悪い流れになった」

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