ソフトバンク和田毅投手(40)が、交流戦最多勝の「27勝目」を逃した。

初回、いきなり3連打で1失点。4回には村上に20号ランをバックスクリーン右に運ばれ、続く5回は1死から青木を四球で歩かせると山田に左翼席へ2ランを被弾。「四球が失点につながってしまい、防ぐことができた失点もあったと思う。走者を出しながらでも粘っていかなければいけなかったけど、それができなかった。申し訳ないです」。5回途中6失点KO。4回にオスナから141キロの直球で空振り三振を奪い、通算1700奪三振にたどり着いたものの、チームの連敗を止められなかった。

チームにとっても、大きな課題が残った。交流戦5勝9敗4分けで、勝率3割5分7厘は球団ワースト。対ヤクルト3連敗で、カード1勝もできなかったのは12年の巨人戦(0勝4敗)以来9年ぶりだった。V8度の「王者」も、今季ばかりは投打に精彩を欠いた。「勝てなかったのは最終的には監督がダメだったから勝てなかったということ。選手は一生懸命にやった」。試合後、工藤公康監督(58)は不調に終わった交流戦を振り返って自らを責めた。

18日の日本ハム戦(ペイペイドーム)から、リーグ戦が再開する。「このままズルズルいかないためにも、4日間でしっかり切り替えることが大事。交流戦は終わったこと」。工藤監督は練習日を含めた4日間のリフレッシュをナインに求め、チーム蘇生に目を向けた。【佐竹英治】

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