ソフトバンク栗原陵矢捕手(24)が16日、東京オリンピック(五輪)の侍ジャパンに選出された。プロ入り後の代表入りは初めて。

栗原は両翼を守ることができ、捕手出身で肩も強い。捕手はソフトバンク甲斐と広島会沢の2人制だが、非常時には栗原が「3人目」に変貌する。今季は打率2割9分4厘、7本塁打、33打点と打撃も好調で、常勝軍団のクリーンアップを任されている。日刊スポーツの単独インタビューでは「東京でやるオリンピックは一生に1回かなと思います。もちろん出たいという気持ちはあります」と意気込んでいた。福井・春江工高3年時には、U18日本代表で主将を務めた経験もある。稲葉篤紀監督(48)は「どこでも守れるユーティリティープレーヤー。打撃にも期待しています」と、選出の理由を語った。

ソフトバンクからは他に甲斐拓也捕手(28)と柳田悠岐外野手(32)が選出された。4年連続日本一軍団から、3人の戦士が金メダルを目指して戦いに挑む。