オリックスが17年5月~6月以来4年ぶりの7連勝で、単独2位に浮上した。19日の楽天戦(楽天生命パーク)に勝てば、楽天と並んで今季初めて首位に立つ。

この日先発した山本由伸投手(22)は6回3安打2失点(自責1)でリーグトップタイの今季7勝目を挙げた。防御率2・04はリーグトップ。奪三振99もリーグトップで「投手3冠」も視野に入る。

この日は球数104球での降板に「球数が多くなってしまい、少し苦しい投球になってしまいました。ただ、しっかりとリードを保ってリリーフ陣につなぐことができたところはよかったです。なんとかゲームを作ることができたと思います」と話した。

期間中の登板全3試合で白星を重ね、交流戦の最優秀選手賞(MVP)にも輝いた22歳右腕は「順位もいいところに来ている。この流れに乗って、失速しないように頑張りたい。シーズンが終わるときには、一番上にいられるように頑張りたい」と気を引き締めていた。

リーグ戦再開にも、平常心でマウンドに上がった22歳。5月19日ロッテ戦で今季5敗目を喫したタイミングで「ここから投げる試合は全部勝ちたい」と宣言。言葉通りに自身4連勝。その笑顔に屈託はない。【真柴健】