DeNAが粘りを見せたが、最下位に転落した。ゲーム差がマイナス0・5ゲームだった6位広島と対戦。

1回に宮崎敏郎内野手の適時打で幸先よく先制したが、先発の浜口遥大投手が乱調。2回に2死一、三塁から9番投手の玉村に同点打を浴びた。3回には先頭野間から連打された後に、3連続四球で2者連続押し出し。7番林には走者一掃の左中間二塁打を浴び、玉村に四球を与えるなど、1イニング6失点と炎上した。

浜口は「ボールのキレがなく、ゾーン内で勝負ができなかったです。序盤で降板となりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と反省を口にした。1回は最速145キロと球が走っていたが、2回は最速141キロ、3回は130キロ台に球速が低下した。

前回登板の6月11日日本ハム戦(札幌ドーム)では、中5日で9回138球を投げて2年ぶりの完封勝利を挙げていた。三浦監督は疲労の影響を問われると「ないと思います。あれば先発させてませんし、初回も問題なかったし、初回はボールはよかったし」と答えた。その上で「球速どうこうより、元々ボールが多い投手だが、投手のところ2回とも2ボールから。(3回は)四球ですから。(相手打線を)切れるところで切れなかったのが今日の反省だと思う」と評した。

打線は1-7の最大6点差から、8回に3点差まで追い上げた。新人ながらチーム最多打点のポイントゲッター牧秀悟が腰の張りを訴えて欠場となったが、粘りを見せた。三浦監督は「中盤以降も粘れたし、リリーフ陣もつないでつないで粘っていた。明日につなげるだけです」と話した。4月23日以来、今季2度目の欠場となった牧の状態については「無理をさせなかった。(19日の出場は)様子を見ながらです。まだ無理させる時期じゃない」とした。【斎藤直樹】