おとん、打ったぞ。巨人松原聖弥外野手が一撃で虎を沈めた。6回1死一塁、阪神秋山の内角135キロ直球を狙い澄ました。

柵越え最短距離の右翼ポール際に6号決勝2ラン。仙台育英時代はアルプス席で太鼓係。成り上がった伏兵が“甲子園1号”に「やっぱうれしいですね。他の球場と違う感じはありますね」と笑った。

父の日に“1発芸”でヒーローになった。父秀樹さんとは「毎日、LINEでメッセージがきますけど、全部既読無視です。野球やったことないのに、配球のこととか言ってくるんすよ」と忖度(そんたく)なし。「次の日の先発ピッチャーの投球映像をYoutubeとかで引っ張ってきて送ってくる。まあ見たことないっすけど」。

そんな、おとんへ-。「いつも既読無視とか、文句垂れたりするんで、気をつけようと思います。ずっと感謝はしています。ただ野球のことは口出ししてこんでほしいなあと思います(笑い)」。聖弥より。