DeNA先発の浜口遥大投手(26)が、前回の反省を踏まえた調整で首位阪神に挑む。前回登板の18日広島戦(東京ドーム)は2回1/3で7失点KO。前々回の登板(6月11日=日本ハム戦)が138球完封だっただけに、違いが目立った。

浜口は前回登板で結果が出なかった理由を「調整の段階で少し強度を落としすぎたかなというのはあった。体が疲労で重たいと言うよりは少し力が出ない重たさだった」と分析した。11日は中5日で138球を投げた。負担が大きかったため、18日の登板に向けて中間調整を軽くしたが、逆に出力不足に陥った。今回は中6日で、瞬発的な出力を上げるメニューを増やし、万全の体調で臨む。

シーズンの開幕投手、リーグ戦再開の開幕投手に指名した三浦監督は「前回悔しいやられ方をしているので、しっかり取り組んでいると思う」と期待している。浜口も「とにかくやり返すしかないですし、なかなか信頼を積み上げていくということはすごく難しいことだなと感じている。その積み上げたものが崩れてしまうのはすぐですし、もう1回頑張らないと今まで積み上げてきたものが無駄になってしまう」と気合十分だ。

阪神戦は今季、2勝7敗とチーム全体が手を焼いている。24日には甲子園で調整し「とにかくチームが勝つピッチングを。責任を持って。もう1回新しいカードが始まりますし、しっかりその役目を果たしたいなと思います」と意気込んだ。【斎藤直樹】