雨ニモマケズ、雨ニモマケズ、雨ニモマケズ、雨ニモマケズ!

DeNAが前代未聞となる4回の降雨中断の末、降雨コールド勝ちで今季初の4連勝と、初の月間勝ち越しを決めた。

午後8時55分、審判がコールドゲームを告げると、一塁側DeNAが歓声に包まれた。計75分間の中断にも集中力を切らさずに逆転。三浦監督は「目の前の試合を1つずつ勝っていくだけ。選手も借金を減らしていくことに集中している。流れ的にも、雰囲気も良くなっていますから、これを明日につなげていくだけです」とうなずいた。

“本拠地”神宮で中日と雨との戦いを制した。まずは3回の攻撃開始時から雨が降りだし、先頭山本が三振に倒れたところでさらに強くなり、午後6時30分に中断。その後に雨が弱まり、同6時47分に試合が再開された。

さらに5回の攻撃。先頭楠本が中前打で出塁した直後に再び雨が強くなり、午後7時19分に再び試合中断。雨脚の弱まった同7時39分に再び試合再開となった。

2点を奪い逆転した5回裏終了後の午後7時56分にに三たび雨が強くなり、3度目の中断。マウンドなどに砂を入れ、同8時9分に三たび試合が再開された。

そして4度目は6回の攻撃。1死一塁となったところで雨が強くなり、午後8時30分に中断。同8時55分に降雨コールドが告げられた。

また4度の中断はいずれも中日大野雄の登板中か、登板直後の場面。侍ジャパン選出の好左腕にとって、集中力をそぐ悩ましい雨となった。