ソフトバンクは3カ月ぶり1軍登板のエース千賀滉大投手(28)が自己ワースト10失点で3回途中KO。連勝が2で止まった。工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-千賀の投球を見て

工藤監督 結果を見れば、良くなかったんだろうなと。全部真ん中に集まってきてましたし、ボールもシュート回転して、高かったり、いいところがなかったように見えましたね。そのへんは、足に気を取られたということはないと思うんですけど。結果的に良くないものが出てしまったので。そこはコーチとも少し話をした方がいいのかなというところは。1週間でそこがしっかり修正できればいいなとは思うんですけど、もう後投げても(前半戦)残り1回というところになっちゃっているので。まさかこんなね、ぼくも想像できないくらいだったので。本人が一番ショックだとは思うので。それも含めて、この1週間でちゃんと立ち上げることができるか、できないかというところは相談した方がいいかなと思っています。

-3回は何かきっかけをつかんでほしかった

工藤監督 それもありますね。2アウトというのもあったので、コーチもあそこで代えきれないこともあったのかなと思っています。彼だけにね。彼じゃなければ多少、考えたというのもあったでしょうけど。まだ1-0でというところだったので。結果的には代えるのが遅くなったなと。そこに関しては申し訳ない気持ちもあるんですけど。もうちょっと早めに、こちら側がしないといけないなと思いましたね。

-腕の振りなどに問題は

工藤監督 横から見る限りはね、上体が高いかなというのはあったんですけど、球の走り自体は、これは行けるぞと思うところもあったんですけど。ちょっとバッターにうまくタイミングを合わされていたので。そのへんはビデオを見てみないとわからないです。

-若い救援陣が引き締めた

工藤監督 あれ以降ね、若いピッチャーも慣れてきているし、ある程度いいバランスで投げられている。結果も伴っていますし、よく投げていると思いますよ。

-若い野手もアピール

工藤監督 若い子たちがああやって結果を残すというのは、彼らの自信になるのでね。またチャンスが来たときに集中力を高めて、結果を求めてやってほしい。そうすることでチーム力も上がってくるので。頑張ってほしいと思います。

-柳田は死球の後の交代

工藤監督 死球はありましたけど、もうあそこで(元々)代えるということだったので。(中村)晃君もそうだし、というところです。