巨人直江大輔投手(21)が唇をかんだ。昨年9月以来の1軍先発マウンド。中日打線を前に腰が引けた。2回までは1安打無失点でしのいだ。同学年のライバル根尾を打席に迎えると力みが歯車を狂わせた。3回。初球カーブは抜けて、2球目直球も浮ついた。3球目カットボールはやや引っかけ、4球目直球もベース盤からそれた。ストレートの四球で勝負できず。犠打で1死二塁とされ、京田の左前適時打で先制を許した。

続く加藤翔に左前打を浴びたところで原監督、桑田投手チーフコーチ補佐がベンチを出た。2回2/3、3安打1失点。プロ初勝利を目指したが、余力を残した42球で降板を告げられた。登板後は「3回先頭打者への四球がすべてです。走者を出しても任せてもらえるように今後レベルアップしていきたい」と悔しさをにじませた。

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