楽天涌井秀章投手(35)が炭谷銀仁朗捕手(33)と2888日ぶりのバッテリーを組んだが、今季最短タイの3回78球7安打3四球6失点で降板した。

初回は3者凡退に抑えたが、2回に西武打線につかまった。先頭栗山、中村に連打を浴びると、呉念庭に右翼線へ先制適時二塁打を打たれる。1四球と2三振を挟み2死満塁としたが、源田、森に連続適時打を許しこの回4失点。3回にも1死から栗山、中村に連打を浴び、呉念庭、山川に連続四球で失点。2死満塁から暴投でこの回2失点と崩れた。5月14日オリックス戦以来今季2度目となる3イニングでマウンドを降りた。

今季は3・4月の月間MVPを受賞。だが5、6月は7戦2勝5敗と精彩を欠いた。ファーム再調整を経て、3日ロッテ戦で復帰。前回登板は6回2失点としていたが、今回は悔しい結果となった。

巨人からトレードで加入した炭谷との公式戦での初バッテリーは06年3月26日オリックス戦。高卒2年目の19歳涌井と同1年目の18歳炭谷が手を取り合い、清原、中村、谷ら名打者たちを攻めた。7回4安打1失点で勝利を挙げ“10代バッテリー”での先発白星は17年ぶりとなった。

西武在籍が重なった06年からの8年間でリーグ優勝、日本一を1度経験。涌井は14年からロッテへ、炭谷は19年から巨人へ。スタメンでのバッテリーは13年8月13日ソフトバンク戦以来8年ぶりとなった。