昨年2月に左肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたDeNA東克樹投手(25)が、手術後初の実戦登板を果たした。先発し、2回34球で1安打無失点。4三振を奪った。実戦登板は19年8月23日巨人戦(東京ドーム)以来2年ぶり。18年の新人王左腕が、復帰に向けて再スタートを切った。

688日ぶりに実戦のマウンドに立った。先頭の西巻を投ゴロに打ち取ると、鳥谷はフルカウントから見逃し三振。高部に中前打を許したが、山口を右飛に抑え、無失点で切り抜けた。2回は松田、平沢、西川を3者連続の空振り三振。ファームでは格上といえる投球を見せた。

東は球団を通じ「無事に2イニングを投げ切ることができホッとしています。長い長いリハビリがあり、一喜一憂しながらも、この日を迎えられたこと、うれしく思います。多くの方々に支えていただき、本日の試合を迎えられたと思っています。初心を忘れずにこれからも頑張ります。今日は久しぶりの登板であり、野球を楽しむことができました。今後はイニング、球数も増えていくので、コンディショニングをしっかり行っていきたいと思います」とコメントした。

また、この試合ではドラフト1位ルーキーの入江大生投手も実戦復帰した。東の後を受け、2回から1回2/3で42球を投げて4安打2失点。5月に右肘の張りを訴え、リハビリ組に合流していた。

【関連記事】DeNAニュース一覧