オリックスのドラフト3位、来田涼斗外野手(18=明石商)が、衝撃デビューを飾った。1軍昇格を果たすと、12球団の高卒新人一番乗りでスタメン出場。初回の初打席で、日本ハム池田の初球を右翼芝生席にたたき込んだ。高卒新人の初打席初球本塁打は史上初めて。明石商(兵庫)では2年のセンバツで史上初の先頭打者弾&サヨナラ弾を成し遂げたスラッガーが、プロでも歴史を塗り替えた。

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オリックス来田のプロ初本塁打を後押ししたのは、母校の明石商で指導した狭間善徳監督(57)だった? この日の加古川東戦に快勝後、3安打を伝え聞くと「すっごいなあ~」と声を上ずらせて驚いた。「アイツ、やっぱり持ってるねえ」。前日12日、1軍昇格を報告する電話がかかってきた。力ませないように「絶対に引っ張るなよ。反対方向に打てよ」とアドバイスしたという。「あのホームランは、その(助言の)気持ちがあったかも。前に壁ができていた。素晴らしいホームラン」。プロ入り後もたびたび連絡がある。厳しい世界で活躍する教え子の姿に目を細めていた。

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